銅板葺
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銅板葺
緑色に美しく変化いたします。
銅板は日光東照宮に見られるように古くから社殿の屋根に使われてきました。
また瓦屋根に比べて約10分の1の自重であるため耐震性に優れるほか、耐久性、耐風性も強く、檜皮葺や柿葺よりも長持ちします。
銅は葺き始めは輝いたブロンズ色をしていますが、一月も経つと空気中の酸素と結びつき、艶のない肌色になり、それから10年ほどの間は黒色(濃緑)へと変化し、その後は『緑青』(ろくしょう)と一般的に呼ばれる渋い色に変化します。
緑青の色(皇居等の屋根の色)になるまでは、場所にも左右されますが15年~20年の歳月を要します。それ故に銅板葺は長い年月とともに、美しく変化する風合いを楽しむ事が出来るといえます。
また弊社の施工する銅板葺は、檜皮葺屋根の曲線美を摸倣することを目標としている為、檜皮葺から銅板葺に葺き替えられた際にも当初の形状、雰囲気を限りなく残すよう心がけております。